校長だより

1学期終業式

本日(19日)は1学期終業式です。今年一番かと思われる暑さの中、エアコンが効いた体育館で開催。私からは以下のような話をしました。

「おはようございます。今日は本の話をします。17日の夕刻に、第171回の直木賞と芥川賞の発表がありました。今回は、直木賞が一穂ミチさんの『ツミデミック』、芥川賞が二人で、朝比奈秋さんの『サンショウウオの四十九日』と松永K三蔵さんの『バリ山行(ばりさんこう)』。直木賞受賞者の作品はよく読みます。山崎豊子さん、司馬遼太郎さん、髙橋克彦さん、大沢在昌さん、乃南アサさん、浅田次郎さん、宮部みゆきさん、船戸与一さん、東野圭吾さん、池井戸潤さん、今村翔吾さん、馳星周さん、垣根涼介さん、万城目学さん。芥川賞なら井上靖さん、吉田修一さん、又吉直樹さん等々。そんなニュースが流れる前の先週末、40年振りに古い友人と会い、昔の仲間の話になりました。大学で同期だった吉村くん。彼は今から21年前の2003年、第129回芥川賞を受賞。ペンネームは吉村萬壱。変わったやつで、大学時代、日がな大学の食堂で授業にも出ずに、『何か面白いことないかあ』と言い合ってました。つまり、私もあんまり真面目に授業には出てなかったのですが。映画を作ろうという話になって、当時は8ミリ。夜中に大学に侵入して、ホラー映画を撮影。そんな吉村くん、本はよく読んでました。本は自分にいろんな世界を見せてくれる。本は自分をいろんなところに連れて行ってくれる。という訳で、皆さん、本を読んでください。ライトノベルからでも良いし、映画やドラマのノベライズからでも。乱読多読で良いのです。そのうち、本屋さんに行くと、本があなたを呼んでくれます。これは本当です。また、本を読むことで読解力もつく。数学も理科の問題も読解力がないと解けません。最後にお薦めの本を一冊。とりあえず文章を上手く書きたいなら、朝日文庫の本多勝一さん『日本語の作文技術』。この夏休みは、パリのオリンピックもあるので、なかなか難しいかも知れませんが、ぜひ5冊程度は本を読んでください。また、8月23日に皆さんに会えることを楽しみにしています。」

この後、生徒指導部長からの訓示、保健部長からの注意があり、最後に文化祭実行委員長の3年生から絢爛祭(文化祭)に向けての取組みの呼びかけが行われました。

そして、部活動表彰。今回は、女子ソフトテニス部・女子バスケットボール部・体操競技部・陸上競技部を表彰することができました。陸上競技部は、8月31日に彦根市で行われる近畿大会にも出場します。頑張ってます、部活動!

PAGE TOP