校長だより

2学期始業式

本日(21日)、2学期のスタートです。まだ、体育館の床張り替え工事が続いているので、今回も教室でのオンライン始業式でした。私からは以下のような話をしました。

「お早うございます。夏休みはどんな過ごし方をしましたか。部活動に明け暮れた人、旅行に行った人、家族とのんびり過ごした人、進路実現に向けて補習を受け続けた人、様々でしょう。1学期終業式で皆さんに伝えた『ネットの情報に惑わされないこと』を意識した夏休みを過ごしてくれましたか。さて、今年は3月・7月・8月・9月に数年に一度のトップレベルのスポーツの大会が開催されています。3月はWBC、7月は女子サッカーワールドカップ、8月は男子バスケットボールワールドカップ、9月に男子ラグビーワールドカップ。特に9月8日から始まるラグビーワールドカップの日本代表はこんなメンバーです。『稲垣啓太、クレイグ・ミラー、シオネ・ハラシリ、具智元、垣永真之介、ヴァルアサエリ愛、堀江翔太、坂手淳史、堀越康介、ジェームス・ムーア、ジャック・コーネルセン、ベン・ガンダー、姫野和樹、福井翔大、リーチマイケル、斎藤直人、流大、福田健太、小倉順平、李承信、松田力也、長田智希、中野将伍、中村亮士、ディラン・ライリー、ジョネ・ナイカブラ、シオサイア・フィフィタ、セミシ・マシレワ、レメキロマノラヴァ、松島幸太朗…』日本代表のメンバーには外国の選手がたくさんいます。なぜか。ラグビーの代表ルールは『出生地が当該国』か『両親または祖父母のうち一人が当該国出身』か『当該国に60ヶ月以上継続して居住している』となっています。但し、他国代表経験が無い事が条件。つまり、国籍は関係無いんですね。ここが非常に興味深いです。国籍があるかないかではなく、その国を愛してくれているかどうか、その国の代表になりたいと思ってくれているかどうかで代表になれる稀有なスポーツです。もう少しラグビーの話を。ラグビーの試合が終了する時、なんと言うか知っていますか。『ノーサイド No Side』。試合が終われば敵と味方というサイドが無くなるという意味ですね。ただ、最近、世界では「フルタイム」というようになったそうです。もう一つ、ラグビーでよく言われる言葉にこんなものがあります。『One for all, All for one』。これはよく『一人はみんなのために、みんなは一人のために』と訳されます。良い言葉だと思いますが、もともとは最後のONEは、目的・目標という意味だそうです。つまり、「一人はみんなのために、みんなは一つの目標のために」となります。チームの仲間のために頑張る、そして、全員でその集団の目標を達成する、そんな思いがこの言葉には込められています。部活をしている皆さんなら、その目標は試合に勝つことであったり、公演を成功させることであったり、記録をのばすことでしょう。クラスという集団なら、4月に「居心地のいいクラスにしよう」とか、「楽しいクラスにしよう」といった目標を立てたと思いますが、そのために皆が頑張るという意味にも取れますね。2週間後には絢爛祭があります。今年のテーマは、『華ラフルMISHIMA物語!』そこでクラスの皆の為に汗をかき、みんなで企画を成功させるという目標に向かって頑張る。そうあってほしいですね。『One for all, All for one』、人は集団の中でしか生きていけません。一人はみんなのために、そして、みんなは一人のことを大切に思いながら、目標に向かって取り組む。ラグビーに限ったことではありません。この精神を大切に、2学期を過ごしてほしいと思います。以上で私からの話を終わります。」

私の式辞の後は、生徒指導部長の話、保健部長の話、そしてクラブ表彰(今回も多数、表彰出来ました!)。そして、8月から着任してくれているALTの先生の紹介がありました。

 

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