校長だより

広い意味での学び、深い意味での学び

今日の午後の授業は、1年生が「進路講演会」、2年生が「分野別進路説明会」、3年生が「大阪弁護士会との連携~人権講演会」でした。1年生は、本校卒業生(30期生)の川端康寛さん(株式会社ウィット代表取締役)をお呼びして、「ご自身の生い立ち、高校時代、進路、そして今」についてお話いただきました。高校時代は友人を作るのが苦手だったけれど、そのあと、どんな人生を送って今に至っているのか、大変興味深いお話で、生徒の皆もしっかり聞いてくれました。2年生は、国公立大学・私立大学・専門学校など23校の関係者にお越しいただき、生徒の希望に基づいて2分野についての講義を受講するというもので、これも具体的な大学や専門学校の学びが理解出来て、興味深いものでした。3年生は大阪弁護士会の協力のもと、弁護士の皆さんが各クラスに入り(つまり、9名の方にお越しいただいた訳です)、「同和問題を含む就職差別とブラック企業・ブラックバイトについて」をテーマにご講義いただきました。未だにネットを中心に広がっている部落差別の問題、そして就職する上で知っておいてほしい基本的な事柄を具体的な事例をもとにお話しされたので、こちらも生徒は熱心に聞いていました。

ここまでのお話でお分かりのように、三島高校では、1年生=「今、どんな高校生活を送ることが将来に繋がるのかを考える」、2年生=「自分の夢を具体化する手段、すなわち進路先の具体的なイメージを固める」、3年生=「社会に出た時に、自分を守り、他者を守る術を学ぶ」という流れで、教科学習とは違う広い意味での「学び」・深い意味での「学び」にも取り組んでいます。

今日の学びで、三島高生のあなたは何に気付いたでしょうか。

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