
24日(水)、2時間の授業を終えた後に全校生徒が体育館に集合して2学期終業式を挙行しました。校長からの式辞の後は、生徒指導部長の話、生徒表彰(体操競技部、女子ソフトボール部、バドミントン部、男子ハンドボール部、剣道部、美術部、硬式テニス部、ジャズダンス部、個人として美術工芸展の絵画部門、芸術文化祭囲碁部門・書道部門、英語プレゼン大会)、生徒会からの話と盛りだくさんの式典となりました。私から話した内容は次の通りです。「皆さん、お早うございます。長かった2学期も今日で終わりです。今年は戦後80年ということで、私の式辞も戦争と平和を意識した話をしてきました。その点からいくと、次の文章は避けて通れません。『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。』これはご存じのように、日本国憲法第9条第1項です。国と国とのトラブルに武力は使わないと宣言した内容ですね。実はこの条文にはモデルがあるのを知っていましたか。1946年に日本国憲法が公布される18年前、1928年にフランスとアメリカが提唱し、63か国が調印したパリ不戦条約がそうです。そこにはこう書かれています。『第1条 締約国は、国際紛争解決のために戦争に訴えることを非難し、かつ、その相互の関係において国家政策の手段として戦争を放棄することを、その各々の人民の名において厳粛に宣言する。』第1次世界大戦の反省から、国同士のトラブルを武力で解決するのはやめようという条約でした。しかし、残念ながらこの条約が結ばれた10年後に第2次世界大戦が勃発。それを踏まえて、日本国憲法は第9条にもう一つの条文を付け加えたのではないかという学者がいます。もう一つの条文とは、『前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。』当時の最先端の知見をもとにこの条文が加えられたのではないか。なるほど、実際、日本は戦後80年間、他国と戦争をすることがなく、今に至っているわけですから。ならば、再度、皆さんにお伝えします。タモリさんが言われたように、今が新しい戦前にならないように、これからも戦争と平和の問題について、皆さんの心のどこかで考え続けてください。明日はクリスマス、そして大晦日・元旦と生活のリズムが崩れがちになる年末年始ですが、体調管理には気をつけて。1月8日に皆さんの元気な顔を見ることが出来ることを願っています。」